<要約筆記技術の修得目指す>
平成17年9月5日 長野日報より 引用
奉仕員養成講座始まる 諏訪湖ハイツ
岡谷市要約筆記奉仕員養成講座の基礎編実技講習が2日、同市長地権現町の諏訪湖ハイツで開講した。岡谷市を中心に諏訪地方のボランティア希望者10人が、パソコンによる要約筆記の技術習得を目指した。 講師は塩尻市を拠点にパソコン要約筆記による聴覚障害者の情報保障支援を行っているNPO法人、長野サマライズセンター(不破泰理事長)が担当。同法人の若宮貴子理事ら3人が指導に当たった。
講座では最初にパソコン要約筆記の模様やボランティア活動の様子をDVDで鑑賞。参加者の文字入力速度の判定なども行った。若宮さんは講座の中で、聴覚障害者の中で手話を修得しているのは一部分の人で、「中途聴覚障害者や難聴者、手話未習得者にとって要約筆記は大切なコミュニケーション手段であり、情報習得方法」と説明。
「文字の入力速さよりも、まず正確さを。打鍵音(キーボードを打つ音)にも注意を払いながら、できるだけ話し言葉で入力しましょう」と呼び掛けた。
講座は10月28日まで全11回を予定。最終日には仮の演説会を設定し、参加者が実際にパソコンの要約筆記を行う。